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『消毒』は、菌やウイルスを無毒化すること。『除菌』は、菌やウイルスの数を減らすことです。現在『消毒」や『除菌』に関する様々な製品が出回っていますが、きちんと目的に合った製品を選び、正しい方法で使用するようにしましょう。
『新型コロナウイルス』への感染はウイルスを含む飛沫が口や鼻、眼などの粘膜に付着したりウイルスが付着した指先等で口や鼻、眼などの粘膜に触れることで起きてしまいます。
そのため飛沫を吸い込まないよう人との距離(2m以上)を確保し、会話時には、マスク(不織布のものを推奨)を着用し、手指のウイルスを洗い流すことが大切です。さらに身の回りのモノを定期的に消毒することで衣類や財布、携帯電話などの所持品、手や指に付着したウイルスを減らすことが期待できます。
■手洗い
手や指についたウイルス対策としては、洗い流すことが最も重要なことです。手や指に付着しているウイルスの数は、流水による15秒の手洗いだけで1/100、石鹸やハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐと1/10000(1万分の1)に減らせます。
■アルコール(濃度70%以上95%以下のエタノール)
手洗いができない時はアルコールによる消毒も有効です。
アルコールはウイルスの膜を壊し、無毒化します。
<使用方法>
エタノールを用いて、
爪→指(指の間)→手の平と甲→手首によく擦り込みます。
(掌に500円程の量 ⇒ 指先[爪先] ⇒ 指の間 ⇒ 親指の根元 ⇒ 手首 ⇒ 指の間
※左右の手、指で行い、実施後は乾くまで待って下さい。
<注意事項>※アルコールに敏感な方は使用は控えて下さい。
■熱水
食器や箸等には熱水でウイルスを死滅させる事ができます。
<使用方法>
80℃の熱水に10分間さらします。
<注意事項>
※火傷には十分にご注意ください。
■塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)
テーブル、ドアノブ等には、塩素系漂白剤の主成分である「次亜塩素酸ナトリウム」が有効です。次亜塩素酸の酸化作用などにより新型コロナウイルスを破壊し、無毒化するものです。
<使用方法>
市販の家庭用漂白剤を次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0.05%になるように薄めて拭きます。その後、水拭きしましょう。
<注意事項>※塩素に敏感な方は、ご使用を控えてください。
※目に入ったり皮膚に付着しないように注意して下さい。
※飲み込んだり吸い込んだりしないよう注意してください。
※酸性のものと混ぜると塩素ガスが発生して危険です。
※不安定な物質のため、冷暗所に保管し、できるだけ早めに使い切りましょう。
※成分等が分からない製品は、購入を控えましょう。
※次亜塩素酸水とは違いますので、ご注意ください。
■アルコール(濃度70%以上95%以下のエタノール)
<使用方法>
エタノールを用いて拭き取ります。
<注意事項>
※アルコール過敏症の人は使用を控えて下さい。
※引火性がありますので、空間への噴霧等は絶対にお止め下さい。
■換気
新型コロナウイルス等の微粒子を室外に排出するためには、こまめに換気を行い部屋の空気の入れ替えが必要です。室内温度が大きく上がってしまい過ぎないよう又は下がり過ぎてしまわないよう注意しながら定期的な換気を行いましょう。
窓を使った換気を行う場合、風の流れができるよう2方向の窓を1時間に2回以上、数分程度全開にしましょう。
引用:厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」
(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html